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山梨県弁護士会について

声明・総会決議

声明

昨日、当会所属の関一弁護士が、破産管財人として管理していた破産財団に属する預金を着服した業務上横領の容疑で山梨県警察により逮捕されました。

社会正義の実現と基本的人権の擁護を使命とする弁護士が、社会的負託を受けたというべき破産管財業務における業務上横領の容疑で逮捕されるということは、県民の皆様の弁護士に対する信頼を著しく傷つける行為であり、誠に遺憾であります。

市民に身近で頼りがいのある司法を目指す司法制度改革の骨格が定まり、いよいよ具体化の段階に入った矢先に起きた、しかも当会会長を務めた弁護士の不祥事であり、当会としても、県民の皆様に深くお詫び申し上げます。

当会としては、今回の事件を教訓に、弁護士に対する倫理研修の充実、苦情処理手続の一層の拡充等会員の綱紀保持を強化するための諸施策を実施するなどして、このような弁護士による不正の再発を防止し、弁護士・弁護士会に対する県民の皆様の信頼回復のため最大限の努力を続ける所存ですのでご理解を賜りたく存じます。

2004年11月22日

山梨県弁護士会
会長 
水上 浩一