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山梨県弁護士会について

会長あいさつ

2025年4月1日
山梨県弁護士会 会長 大西達也

 2025年度山梨県弁護士会会長に就任いたしました大西達也でございます。

 私は、山梨県出身ではなく、四国の愛媛の片田舎で高校まで18年を過ごし、その後、東京での大学生活を経て、関西で司法書士業務を行ってきた中、25年前の結婚を機に山梨の地に参りましたが、山梨県民の皆様からいただいた温かい心遣いの中、これまで大過なく弁護士業務を続けてくることができました。

 さて、弁護士会は、全国52の会があり、それぞれの地域の弁護士を束ねる存在であります。

 弁護士は基本的人権の擁護と社会正義の実現という使命を弁護士法によって課されていますが、その使命を実現するためには、ひとりひとりの弁護士の活動では限界があり、弁護士会の役割は極めて重要であります。

 山梨県弁護士会も、会員数125名と全国的には小規模な会ではありますが、これまで県民の皆様に法律相談の場を提供するなど司法サービスの向上に向けて歩んできましたし、またご高齢の方や障害をお持ちの方の問題、消費者問題、子供の問題、貧困問題、性的少数者の問題、犯罪被害者の支援など様々な分野に関して委員会を組織して公益的な活動に取り組んでまいりました。さらに、憲法や死刑、再審法改正など社会的に重要な影響を与える問題について、折に触れて情報提供や意見表明を重ねてきました。

 われわれ新執行部としましても、弁護士会の役割の重要性を自覚するとともにこれまでの歩みを継承し、これまでお世話になってきた県民の皆様によりよい司法サービスを提供できますよう、日々研鑽に努めてまいりたいと考えております。また、いわゆる法曹三者はもちろん、様々な市民の方、団体の方とも積極的に意見を交わし協力関係を築いていくことが重要と考えております。

 今後も山梨県民の皆様に山梨県弁護士会の活動を知っていただき、より利用しやすい司法サービスの提供に心がけたいと考えております。

 この1年間、身を引き締めつつも責務を果たしていく所存ですので何卒宜しくお願い致します。