安浪亮介(やすなみ りょうすけ)
所属:第一小法廷
前職:大阪高裁長官(最高裁HPより)
<最高裁における主な判断>
<下級審での判決>
- 東京地方裁判所の書記官が、期限内に上告理由書が提出されたにもかかわらず、期限後の受付印を押印したミスにより上告が却下された事実を認定した一審判決を支持し、損害賠償を認める判断をした(東京高裁判決平成29年10月16日)。
- テレビ報道による名誉毀損が問題となった事件で、「テレビ番組における報道ニュースの内容が人の社会的評価を低下させるか否か」「当該ニュースにおいて摘示された事実がどのようなものであるか」については,「一般の視聴者の普通の注意と視聴の仕方とを基準として判断すべき」として、「映像及び音声に係る情報の内容並びに放送内容全体から受ける印象等を総合的に考慮して判断するのが相当」と判断した(東京地方裁判所平成18年10月27日判決)。
<その他の活動>
- 就任時には、「自由や多様性」をモットーに掲げ、「裁判は試験の解答を探す作業ではない。当事者にリスペクトの気持ちをもって、人の話をちゃんと聞いたうえで、自分の考えを述べる姿勢が必要だ」と述べた。(日本経済新聞電子版2021年7月17日)。
2021年9月30日