深山卓也(みやま たくや)
所属:第一小法廷
前職:東京高等裁判所長官(最高裁HP より)
<最高裁における主な判断>
- 夫婦別姓を認めない民法、戸籍法の規定が問題になった裁判で、これらの規定が憲法24条等に反しないと判断した(最高裁令和3年6月23日決定)。「国会において,この問題をめぐる国民の様々な意見や社会の状況の変化等を十分に踏まえた真摯な議論がされることを期待する」との補足意見を出した。
- 2019年参議院議員選挙の投票価値の格差が最大3.00倍だったとして選挙無効が争われた事件で、合憲と判断した(最高裁令和2年11月18日判決)。
- 建設現場におけるアスベスト訴訟において、国と一部の建材メーカーの責任を認める判断をした(最高裁令和3年5月17日判決)
- 冤罪が主張されている大崎事件の第三次再審請求において、福岡高裁の再審開始維持の判断を覆して、再審請求棄却の判断をした(最高裁令和元年6月25日決定)
- 冤罪が主張されている飯塚事件の再審請求において、再審請求を認めない判断をした(最高裁令和3年4月21日決定)
<その他の活動>
- 法務省での職務が長く、会社更生法の立案担当を務める等した。
- 趣味は、料理(最高裁HP より)。
2021年9月30日