この事件はおかしい。
三重と奈良にまたがる葛尾。昭和36年、村の懇親会で女性5人が死亡した。ぶどう酒に混入した毒物による中毒死。事件から6日後、逮捕された奥西勝が犯行を認める。当時35歳。「妻と愛人との三角関係を清算するためだった」と自白した。すると不思議なことに、村人たちは奥西の犯行を裏付けるかのようにパタリパタリと証言を変えていった。
だが迎えた初公判、奥西は一転無罪を主張。自白は「強要されたものだ」と訴えた。一審は無罪。しかし二審では死刑判決、最高裁は上告を棄却。昭和47年、奥西は確定死刑囚となった。村人たちは事件が起きた公民館を取り壊し、奥西家の墓を掘り返して畑のなかへ追いやった。奥西は独房から再審を求め続けたが、平成27年10月、帰らぬ人となった。享年89歳。八王子医療刑務所で独り、無念の獄死だった。(「眠る村」チラシより引用)
皆様とこの映画や、映画監督の話を聞く企画を通じて死刑制度を考える機会をご用意いたしました。
新型コロナウイルス感染症の感染対策により定員が限られていますが、多くの方にご参加いただきたくご案内いたします。
開催日 | 2021年09月20日(月) |
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開催時間 | 13:30~16:30 |
開催場所 | 山梨県立図書館 |
申込方法 | 当日受付の先着順 |
定員 | 50名 |
当日の内容 | ・映画「眠る村」上映(90分) |
チラシ(PDF) | |
主催・共催・後援 | 主催:山梨県弁護士会 |
お問合せ先 | 山梨県弁護士会 TEL 055-235-7202 |
※ ご来場の際にはマスクを着用のうえ、検温・アルコール消毒にご協力ください。
※当日は電話でのお問い合せに応じておりません。
※新型コロナウイルス感染症の感染状況により、中止する場合には、このHPに掲載いたします。